肌色という呼び名はなくなった?

トコトコ

2005年10月21日 10:45




『肌色とはもう言わないんですよ。』

今日の『とくダネ!』で見てびっくり・・・
クレヨンの『肌色』と呼んでいた色を取り出して、
これはもう肌色とは呼ばないんですよ、とテレビで言っていました。
ペールオレンジというとのこと。
『肌』の色はいろいろあるからこれを肌色というのは差別だということで
名前が変わったと言っていました。

そうなの?と思いました。

でもちょっと気になったので調べてみたら、
実はただこのクレヨンを発売しているペンテル社がそう決めただけで、
肌色という呼び名はそのままありました。

江戸時代より前、仏教が広く一般に広まるまで、
この色は「宍色」と呼ばれていたそうです。
「宍色」とは獣の肉色の意味。
肉食を禁じられた人々は、これに変る呼び名を考え、
考え出したのが「肌色」という呼び名だそうです。

つまり皮膚の色ではなく、慣例的な用語。
これが400年も、500年も続いてきて、
祖先の代からこの色を「肌色」と呼んできている。

確かに肌色といってもこの色そのままの人なんて、
ごく僅かの人で、同じ人を探すほうが難しいんだから、
慣用的に呼んでいるだけなら問題ない気がした。

水色や橙色や茶色だって、
ホントの水や橙や茶そのものの色ではないし、いろんな色がある。
肌色だけ変えるのはちょっと変かも
小さい子にペールオレンジって言っても分からん気がする。


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